オーベル・シュル・オワーズ~3
申し訳ありません。
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エリック・サティ作曲、グノシエンヌ第1番。
これはゴッホが亡くなった年に作曲されています。
オーベル・シュル・オワーズはゴッホにちなんだ場所がいろいろありますが、
ゴッホ以外の印象派の画家たちもこの地に住んで画を描いていました。
この街には17世紀にイタリアの銀行家のために建てられた小さなシャトーがあります。
シャトー・ドーヴェル・シュル・オワーズは建物自体は極普通のシャトーです。
現在はこのシャトーの中は印象派画家たちの生まれた時代背景や、画家たちの生活ぶりが、短い映画やスライドを通じて理解できるように展示されています。
ここは普通の美術館とは全く異なっており、各部屋の展示を見ながらナレーターの解説や映画を観る仕組みとなっています。
展示室はそれぞれ、当時のカフェや劇場などの様子が再現してあり、その雰囲気に浸りながら映画を観ます。
19世紀後半、新しいものを求めて試行錯誤をしていた画家たちの画は、筆の跡が残る描き方でそれまでにはない描き方でした。
ただ、当時はこうした描き方は「中途半端なもの、下等なもの」とみなされて、あまりよい評価はされていませんでした。
しかし、当時のパリは大改造が行われており、また鉄道が徐々に普及して行く時代であったため、パリ郊外だけでなく、ノルマンディー地方へも画家たちは足を伸ばすようになっていきます。
「印象派画家」と呼ばれているルノワール、モネといった画家たちの画が、どういった時代に生まれてきたのかが理解できます。
印象派の画は色使いがやさしく、観てもなんとなく落ち着きを感じるのですが・・・
そう感じる方は多いのではないでしょうか?
さて、見学を終えたらちょっとだけ庭も見学しました。
庭といっても大きなシャトーの庭とは比べ物にならない大きさですが、一応フランス式庭園です。
噴水もあって小さいながらもきれいです。
残念ながら秋だったので、花もあまり残ってませんが・・・
幾何学模様の木もきれいに手入れがしてあります。
オーベル・シュル・オワーズにいったことのある友人と先日話をしたのですが、ゴッホの医者だったガシェ医師の家も博物館になっていてなかなか面白いそうです。
次回は是非、花のきれいな季節に行ってみたいです。
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