クリュニー美術館

2012.03.21(10:22)
先日友人とパリのカルチェ・ラタンにあるクリュニー美術館(国立中世美術館とも言う)に行ってきました。
ルーブルやオルセーも素敵ですが、パリには小こじんまりとした美術館も多いです。
リピーターの方にはぜひこうした小規模の美術館にも足を運んでいただきたいです。
パリならではの雰囲気が味わえると思います。
P1290359_convert_20120321182541.jpg


さて、このクリュニー美術館、中世の彫刻、絵画などなど中世の美術品のコレクションとしては世界最大規模という話です。

中でも、サント・シャペルのステンドグラスで、改修時にこの美術館に移された物があります。
外の光を通して美しく光るステンドグラス。
中世の生活の一部をステンドグラスの絵が今も尚伝えてくれています。
P1290371_convert_20120321182634.jpg


パリのノートルダム寺院の彫刻もこちらに一部展示してあります。
ノートルダム寺院の正面に飾ってあった聖人たちの彫刻ですが、フランス革命の際に王族の彫刻だと勘違いした民衆が首を切ってしまいました・・・
P1290369_convert_20120321182607.jpg


そして、この美術館の目玉展示物。
「貴婦人と一角獣」と題されたタペストリーの6連作。
このタペストリーはいつ、誰が、どんな目的で制作させたのか不明です。
当時はタペストリーというと壁に飾って少しでも冬の寒さをしのぐという目的がありました。
また、貴族たちは自分たちの家系の手柄をたたえるために家系の紋章や、戦争での手柄をモチーフにするのが一般的だったそうです。

しかし、この連作には貴婦人や動物が描かれていて、戦闘の様子は描いてありません。
なんともいわくがありそうなタペストリーです。

館内フラッシュなしで撮影OKでしたが、さすがにタペストリーの展示室は薄暗くきれいに写真が撮れませんでした。
ウィキペディアから拝借です。
465px-The_Lady_and_the_unicorn_Hearing_convert_20120321182712.jpg
The_Lady_and_the_unicorn_Desire_convert_20120321182755.jpg


トレイシー・シュヴァリエという女性作家はこのタペストリーをめぐる同名の小説を書いています。
もしもこの美術館を訪問されることがおありでしたら、この小説を読んでから見学されると、タペストリーの作られた所以をいろいろ想像できて楽しいですよ。
「貴婦人と一角獣」商品詳細はこちら


この女性作家はフェルメールの有名な絵画「真珠の耳飾の少女」に関する小説も書いています。
私はこちらのほうはまだ読んでいないのですが、そういえば、オランダ絵画展が確か今パリでやっていたような・・・
急いで読んで展示会に行きたいです。笑
こちらは以前映画化もされたんですよね。
私はまだ見てませんが、どなたかご覧になりましたか?
「真珠の耳飾の少女」商品詳細はこちら


Musée National du Moyen Age
6 Place Paul Painlevé, 75005 Paris


Agrandir le plan


関連記事
スポンサーサイト
ランキングに参加しています。よろしければクリックお願いします。

<<アンコウのクリーム煮とゲヴュルツトラミネール | ホームへ | フムスと塩だらの夏野菜煮>>

コメント
クリュニー美術館、素敵ですね!
タペストリーとか大好きです。
冬の寒さをしのぐ役目もあったのですね。
次回はぜひ行ってみたいと思います。
もちろん、「貴婦人と一角獣」を読んでから♪

小さな美術館の雰囲気って良いですよね。
と言いつつ、色々な美術館に行こうと思いながらも、街歩きが楽しくてつい行きそびれてしまったりします。
ルーブル美術館には必ず立ち寄って、大好きな「サモトラケのニケ」に挨拶はするのですが(笑)
そういえば、ギュスタヴ・モロー美術館がかなり印象的だったな~って思い出しました。
【2012/03/21 16:51】 | ゆっらす #- | [edit]
こんばんは!
とても素敵な美術館ですねぇ☆
特にステンドグラス!大好きなのです。
ヨーロッパ方面へ行くといつも教会などでばしばし撮っています。。。

次パリへ行くならのんびり美術館巡りしたいねぇと母といつも話しているんですよ♪
ルーブルしか行ったことがないので…小さい美術館までいろいろ見て回りたいです。
いつになるか全くわからないですが。。。
【2012/03/21 17:03】 | naotomomo #- | [edit]
rikaさん、こんにちは

ふむふむ、素晴らしい^0^

カルチェ・ラタンという場所も良いし

こういう美術館、確かにリピーターには嬉しいです^^

メモっとこう・・・・paris行きの予定はないのですが><
【2012/03/22 02:47】 | 高兄 #jr19PJ6E | [edit]
小さな美術館訪問@パリ、素敵ですね~!

コンピューターのなかった中世の時代に、
日差しの具合や陰影を、頭の中で考えて設計して、
こんな素敵なステンドグラスが出来てしまう、
とっても素晴らしいなぁと思います(笑)!!

タペストリーも、
絵画とは異なる艶やかさと趣きを感じます~。
【2012/03/22 05:02】 | キュウ親 #- | [edit]
こんにちは。

ステンドグラス綺麗ですね~。
娘の学校のお御堂を 思い出しました。

いわくがありそうな タペストリー
何だか ゾクゾクします。

フェルメールは日本に来たので
真珠の耳飾りの少女も実際観ました。
でも この雰囲気でみたいですね~。
【2012/03/22 08:23】 | mon tresor 2007 #- | [edit]
ゆっらすさま
ルーブルは何度行ってもあきませんよね~。
「サモトラケのニケ」も何度見てもわ~って感動しますよね!
クリュニー、行く前に「貴婦人と一角獣」ぜひお読みください。笑
私は一緒に美術館に行った仏人の友人が「クリュニーに行く前に読んでみて。」と貸してくれたのです。
タペストリーを見る目がちょっと違ってくると思います。
【2012/03/22 09:56】 | rika3377 #- | [edit]
naotomomoさま
パリは本当美術館が多くって・・・私は住んでいるからいつでもいけるというのがあって、かえってまだ行っていない美術館も多いと思います。
クリュニーも、ルーブルやオルセーに比べると小さいので「小規模美術館」と書いちゃいましたが・・・
実は結構見ごたえがあるんですよ~。
お母様とご一緒の美術館めぐりの旅、早く実現すると良いですね~。
【2012/03/22 09:59】 | rika3377 #- | [edit]
高兄様
パリは美術館の中ももちろん、外観も素敵なので、高兄さん、写真撮影に大忙しになりますね~。
このクリュニーもたしか建物も歴史建造物に登録されています。

いつか小姫ちゃんとパリでカフェでデートしながら美術館を巡る旅が実現すると良いですね~。
もちろん奥様もご一緒に!
奥様は街中ショッピングでしょうか~?
【2012/03/22 10:02】 | rika3377 #- | [edit]
キュウ親様
そうですよね~。
中世のPCのなかった時代に作ったもの・・・すごいですよね~!
ノートルダムなんか、PCを使って設計するのも大変そう・・・
当時にしたらすごい技術だったんでしょうね。

タペストリー、かなり細かい模様なんです。
小説によるとかなりの時間を費やして制作が大変だったようです。
【2012/03/22 10:06】 | rika3377 #- | [edit]
mon tresorさま
そうですね。お嬢様カトリックの学校だからお御堂があるのですね!
ミサとかも良く行われるのでしょうね。

フェルメール、ルーブルにもありますが、ルーブルは広すぎてなかなかフェルメールまで見にいけません。
ルーブルを案内するときは有名展示物を数点回るだけで1~2時間かかるので・・・
【2012/03/22 10:10】 | rika3377 #- | [edit]
こんにちは、

美術館とか付き合い以外では、
入らないわたしですけど、
このタペストリーなんか、
味わいがあって、いいですね。
【2012/03/22 13:19】 | ぴき #- | [edit]
ぴきさま
美術館、私は結構好きなんです。
ルーブルとかオルセー大好きなのです。
美術館に行くとちょっとだけ頭がよくなったような錯覚に陥ります。笑
【2012/03/22 22:08】 | rika3377 #- | [edit]
こんにちは。

真珠の耳飾りの少女・・を見ていつも思う事・・
不自然な角度。^^

当時ブルーの絵の具は高級品だったようです。
日本に来た時は忙しくてその段ではありませんでしたが
映画は2・3度みています。
【2012/03/23 02:42】 | yamaneko #- | [edit]
フランスで首がない象を見るのは初めてです
戦争の痛ましさに歴史を感じますね
日本ではきっと修復してしまって見れない代物だと思います

タペストリーにはいろいろな歴史が描かれるようですね
こちらの作品にはいわくがありそうで、歴史に触れて本で読んでみると面白そうです
【2012/03/23 10:54】 | Yottitti #S0MVRpSc | [edit]
yamanekoさま
「真珠の耳飾りの少女」の映画版面白かったですか?
私は絵画の背景が気になるので近々本のほうを読んでみようと思っています!

この絵画日本にも行ったことがあるんですね~。
フェルメール、日本でも人気のようですね。
【2012/03/23 17:39】 | rika3377 #- | [edit]
Yottittiさま
実はフランスでは頭のない像、結構あるんですよ~。
確か、ランスかどこかの大聖堂の聖人像も頭がなかった記憶があります。
やはり、フランス革命で民衆に頭を取られてしまったんです・・・
国内で、ことごとく像の頭が取り壊されてしまったようです。
【2012/03/23 17:42】 | rika3377 #- | [edit]












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://journaldeparis.blog112.fc2.com/tb.php/347-83da0ffd
| ホームへ |
プロフィール

rika3377

Author:rika3377
在仏20年以上。旅行が大好きです。たまに通訳翻訳もしています。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カテゴリ
カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
ブログランキング

ランキングに参加しております。よろしければ応援お願いします。